今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変
扉
佐藤 尚武
pp.1575
発行日 2013年12月15日
Published Date 2013/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103734
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悪性リンパ腫では,骨髄病変の有無がしばしば予後に大きく影響します.そのため,悪性リンパ腫の骨髄病変の有無をチェックすることを目的として,骨髄像検査が頻繁に依頼されます.細胞異型度の強い場合や,骨髄浸潤の程度が著しく,リンパ球系腫瘍細胞の比率が著増している場合,悪性リンパ腫の骨髄浸潤を診断することは比較的容易です.しかしそうでない場合,悪性リンパ腫の骨髄病変の有無を判定することは,かなり困難な作業です.
そこで本特集を企画し,各種悪性リンパ腫の骨髄病変を診断するためのポイントを解説していただきました.企画者の期待を上回る内容であり,日常検査の現場においても,本特集は大いに役立つものと期待しております.
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