今月の主題 新しい自己抗体
技術解説
自己抗体測定の精度管理
大竹 皓子
1
,
陣内 記代
1
Teruko OTAKE
1
,
Kiyo JINNOUCHI
1
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
キーワード:
抗dsDNA抗体
,
ELISA
,
ELISAプロセッサー
,
x-Rs管理図
Keyword:
抗dsDNA抗体
,
ELISA
,
ELISAプロセッサー
,
x-Rs管理図
pp.303-308
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100864
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〔SUMMARY〕 自己抗体の測定法は原理的には抗原抗体反応であるが,試薬として用意された抗原に,血清中に出現した自己抗体(免疫グロブリン)を反応させ,さらに標識抗体を用いてこれを検出する.測定法としては,他のイムノアッセイと同様の問題点に加えて,自己抗体の反応性によって測定結果が大きく左右される.したがって自己抗体検査の精度管理は,試料の取り扱い,測定者の検査習熟度,機器管理や試薬のロット管理などの分析誤差の品質管理とともに,個別データの管理が重要である.〔臨床検査 48:303-308,2004〕
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