今月の主題 皮膚科と臨床検査
各論
薬疹の検査
藤山 幹子
1
Mikiko TOHYAMA
1
1愛媛大学医学部皮膚科学教室
キーワード:
薬疹
,
薬剤性肝障害
,
皮膚反応
,
皮膚病理組織学的検査
Keyword:
薬疹
,
薬剤性肝障害
,
皮膚反応
,
皮膚病理組織学的検査
pp.889-891
発行日 2006年8月15日
Published Date 2006/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100686
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薬疹で行う検査は,薬疹であるのかどうかを診断するための検査,薬疹の重症度をみるための検査,原因薬剤を特定するための検査に分けられる.薬疹であるかどうかと重症度をみるためには,血液検査や皮膚病理組織学的検査を用いる.原因薬剤の特定には,皮膚反応やリンパ球幼弱化試験,内服誘発試験の検査が主体となる.薬疹には,種々のタイプがあるため,陽性率の高い,しかもなるべく侵襲の少ない検査を選択し,組み合わせて行う.〔臨床検査 50:889-891,2006〕
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