今月の主題 更年期障害と甲状腺ホルモン
各論
甲状腺ホルモン検査の進歩
橋本 琢磨
1
,
高村 利治
2
,
永野 倫子
2
,
長田 美津子
2
Takuma HASHIMOTO
1
,
Toshiharu TAKAMURA
2
,
Michiko NAGANO
2
,
Mitsuko NAGATA
2
1金沢大学医学部臨床検査医学講座
2金沢大学附属病院検査部
キーワード:
甲状腺ホルモン
,
TSH受容体抗体
,
サイログロブリン
Keyword:
甲状腺ホルモン
,
TSH受容体抗体
,
サイログロブリン
pp.861-869
発行日 2004年8月15日
Published Date 2004/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100547
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〔SUMMARY〕 甲状腺疾患を診断するためには,甲状腺ホルモン測定が必須である.FT3, FT4, TSH測定により機能異常の有無,超音波検査により結節などの有無をまず検索する.さらに甲状腺中毒症の場合,原因が自己免疫性か,自律性か,一過性か,二次性か,薬剤性かなどの鑑別を行う.各種の抗甲状腺自己抗体測定が有用である.測定法にはキット間差があるので注意が必要である.
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