医学ごよみ
9月—September 長月
木村 專太郎
1
1医療法人喜悦会那珂川病院
pp.907
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903840
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□3日 有機物の微量分析法を考案
現在,左右の腎機能を検査するための比重を測定する方法をプレーグル(Pregl)・テストと呼ぶが,このプレーグル(Fritz Pregl,1869〜1930)の誕生日である.
彼はオーストリアのライバッハ(Laibach,現在のユーゴスラビアのLjublijana)に生まれグラーツ(Graz)大学医学部を卒業後,生理学を専攻したが,臨床では眼科学を専攻している.生理学とともに当時,医学界で脚光を浴びつつあった化学に興味を抱き1年間ドイツに留学,有名な化学者の門を叩き,その中でも有名なフィッシャー(Emil Fi—sher,1852〜1919)のもとで有機化学を学び,貴重な経験をした.
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