特集 医療計画の新しい方向と病院
療養型病床群への転換とその対応—石川県の場合—病床過剰地域での転換
藤井 充
1
1石川県厚生部
pp.648-649
発行日 1999年7月1日
Published Date 1999/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902751
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石川県は人口約118万人で,金沢大学医学部と金沢医科大学の二つの医師養成機関があり,全国的にみて人口当たりの医師数とともに病院病床が多い県の一つとして知られている.1997年の医療計画見直しの時点で既に能登北部,能登中部,石川中央,南加賀の四つの2次医療圏(図1)のうち表のように能登北部を除く三つの医療圏が病床過剰地域となっている.
現在,石川県においては急速に病院病床の療養型病床群への転換が進んでおり,本稿ではその動向をみていきたい.
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