特集 ナーシング・マネジメント
看護計画
循環器専門病院における看護計画
山口 悦子
1
1榊原記念病院看護部
pp.337-342
発行日 1997年4月1日
Published Date 1997/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902081
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はじめに
榊原記念病院は,循環器病患者に対して,高度な医療を提供するための専門病院として設立され,今年で20周年を迎える.ベッド数152床,年間の手術件数500例,心筋梗塞,狭心症,不整脈など循環器全般の救急収容患者は約1,000件に上っている.患者の平均在院日数は10〜11日と短い.CCUに緊急で収容する患者の現状は,coronary中心から,現在はcardiacであり,全循環器領域に拡大され,それぞれの治療もより専門的になってきている.ここでの看護婦の役割は循環器全搬の患者の看護ができることが看護部の目標である.業務自体に高度な専門性が要求され,経験の差および看護婦個人の資質の差によって看護の内容にばらつきがあってはならない.
そこで看護部は教育計画の枠組みを決め教育プログラムに沿った教育を行っている.また,1990年には当院独自のSRN (榊原レジスタードナース)認定制度を発足した(図1).
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