特集 病院のネットワーク化を追う
医療機関のネットワーキング
中村 仁一
1,2,3
1財団法人高雄病院
2C&CC協同組合薬剤センター
3株式会社メイツ
pp.537-540
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901824
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ネットワークとは
医療技術の高度化や,患者・住民の高学歴化,医療情報の氾濫,医学知識の普及,生活水準の向上などにより,医療に対するニーズは多様化している.
もはやこれらすべてに,一つの医療機関が規模を拡大して「自己完結方式」で対応するのは不可能な状態である.したがって,これらの要望に応えようと思えば,不足機能を他の医療機関や施設との連携によって補う必要がある.つまり競合から共同へ,ネットワーク化が要請されるわけである.機能分化と連携とは,同時に,限られた医療資源の効率的活用の点からも,望ましい姿であると言える.
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