厚生行政展望
「医療保険審議会」中間取りまとめを読む
厚生行政研究会
pp.1080-1081
発行日 1995年11月1日
Published Date 1995/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901656
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去る8月4日,「高齢者の負担求める」「薬剤適正化へ」などと,新聞の見出しを踊らせて,医療保険審議会から「中間取りまとめ」が公表された.正式には,「検討項目Ⅲ, Ⅳ,ⅤVを中心としたこれまでの検討内容の中間取りまとめ」という長い名前のものである.すなわち,「給付と負担の公平」,「医療費の規模及びその財源・負担のあり方」および「医療保険制度の枠組及び保険者運営のあり方」を中心に,医療保険制度の諸課題につき本年3月以降精力的に審議を重ねてきた成果であり,今後,秋以降に議論を深め年末の結論を目指すという.今回は,この「中間取りまとめ」を素材にして,今後の医療保険制度改革の方向を大胆に予測したい.
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