特集 医薬分業と病院
患者サイドからみた医薬分業のメリット・デメリット
久島 千枝
1
,
田辺 功
2
,
別府 宏圀
3,4
,
水間 典昭
5
Chie KUSHIMA
1
,
Isao TANABE
2
,
Hirokuni BEPPU
3,4
,
Noriaki MIZUMA
5
1医療法人一輝会荻原整形外科病院
2朝日新聞科学部
3東京都立神経病院神経内科
4「正しい治療と薬の情報」誌
5薬害・医療被害情報センター事務局
pp.923-931
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900771
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
病院薬剤師が患者の立場から考えると
分業法が出来てから現在まで,随分長い年月が過ぎた.その間,分業が進まなかった理由はどこにあったのだろうか.
昭和63年から漸く分業推進熱が高まり,最近は厚生省も力を入れ,国立病院の院外処方箋発行が進みはじめた.診療報酬も改正されて,基準に達した施設では,入院患者に対して調剤技術基本料が1月1回200点つくようになった.だが,はたしてこれで分業が促進されるだろうか.いったい一般の人は,どのように受けとめているのだろうか.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.