看護管理の目・8
新人が育つまで
川嶋 みどり
pp.844-845
発行日 1992年9月1日
Published Date 1992/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900191
- 有料閲覧
- 文献概要
どんな考えを持って入職するか
4月に入った新人たちが,夜勤の独り立ちができるようになって,新人研修の担当者は少しホッとされているのではないだろうか.昨今の看護婦不足は,管理上にもさまざまな影響を与えたが,新人の定着に関しても問題があるようである.
せっかく入職を決意してくれた金の卵たちを手放すまいと,少々のことでは,黙って済ませてしまうことも少なくない.そのためかどうか,足腰が弱く,ちょっと耳触りのよくない言葉に出会うと,すぐに退職しそうな気配を恐れて,ますます言いたいことが言えない状況があるといった話もよく聞く.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.