特集 病院と医療関連サービス
病院業務委託・外注の経験から
塚田 慎吾
1
,
入野 泰一
2
,
牧 泰
3
Shingo TSUKADA
1
,
Taiichi IRINO
2
,
Hiroshi MAKI
3
1東京都保健医療公社東部地域病院地域連絡室
2東京都保健医療公社東部地域病院検査科
3東京都保健医療公社東部地域病院
pp.143-145
発行日 1992年2月1日
Published Date 1992/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900028
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,各医療機関における医療関連ビジネスに対する依頼度は,急速な増加と拡大の様相を呈している.それは,医学・医療の進歩に伴う高度医療機器と高度技術の時代を背景とする専門分野の細分化と同様に,医療以外の業務についても高度化や複雑化の進行のため,より確かな能力と密度の濃い内容が求められるようになってきたからである.
今日,病院経営の危機が各所において叫ばれている中で,病院固有の組織がすべて業務に対応するということは,経済的効率からも,運営的効率からみても,必ずしも最善の策であるとはいえないことから,業務の一部を医療関連ビジネスに委託し,業務負担の軽減を図る傾向が加速している.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.