連載 地域と医療の未来を創る中小病院のあり方・8
コミュニティホスピタルの好事例—総合診療医を軸とした頴田病院の立ち上げと運営
本田 宜久
1
1医療法人博愛会頴田病院
pp.1012-1015
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541212060
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■はじめに:コミュニティホスピタルの始まり
頴田病院をコミュニティホスピタルと定義したのは2012年8月20日付の週刊医学界新聞寄稿文1)が初めである.
「外来での疾病予防からレスパイトを含めた入院診療,退院後の往診まで引き受ける病院機能を構築できたことで,より包括的に,より継続的に医療とケアを提供するcommunity hospitalとしての魅力を,中小病院に創り出すことに成功したのである」1)
本稿では,頴田病院の立ち上げの経緯,運営の特徴について概要を説明し,コミュニティホスピタルの歩みと未来の一端を説明する.
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