連載 Graph【新連載】
地域の生活を支える統合シミュレーション教育—社会医療法人財団 聖フランシスコ会 姫路メディカルシミュレーションセンター「ひめマリアⓇ」
pp.7-9
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210617
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社会医療法人財団聖フランシスコ会は,兵庫県姫路市郊外で運営する姫路聖マリア病院に併設したシミュレーション教育施設「ひめマリアⓇ」を2015年12月に開設した.以来,全国から研修希望者が引きも切らず,2016年度の利用者数は9,240名に上る.市中病院ならではの特徴は,急性期医療シミュレーションのみならず,介護,看取りまで含めた統合シミュレーションが実践されている点だ.看護師や医師,理学療法士などのコメディカル,消防署の救急救命士などが医療シミュレーション研修を受講するのはもちろんのこと,介護専門職が地域で生活者を支えるためのケアの研修を受け,さらには病院から施設・在宅へと場が広がりつつある看取りの研修を,医療従事者だけでなく患者家族などの一般市民が受けることもできるという.
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