連載 病院勤務者のためのDPCデータ解析入門・4
厚生労働省公開データの分析(3)Accessによる加工
村松 圭司
1
1産業医科大学公衆衛生学教室
pp.554-559
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210284
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今回はMicrosoft Office Access(以下,Access)を用いた厚生労働省公開データの加工方法の一例について解説する.
厚生労働省公開データは複数のファイルを統合して分析することで,より詳細で有用な情報を得ることができる.厚生労働省公開データであればファイルサイズも小さいため,Microsoft Office Excel(以下,Excel)の関数を駆使して,Excelだけで2つのテーブルを結合することも可能である.しかしながら,自院のDPCデータを分析する際にはデータファイル数やデータ量も多くなるため,それらのテーブルを格納・結合するためのデータベース管理システムが必要となる.そこで,厚生労働省公開データを練習課題として基本的なAccess使用方法について学習し,次回以降に掲載予定である「自院データ分析」を読み進めるための基礎力を養うことが今回の目標である.前回の内容を十分に理解できなかった方や,前回をお読みいただいていない方にも作業できるよう,当教室ウェブサイト1)に配布資料「病院7月号.zip」を準備したのでダウンロードし読み進めていただきたい.なお,説明のための図表に使用するAccessのバージョンはWindows用のAccess 2013である.
*本論文中の配布資料「病院7月号.zip」の公開期間は終了しました。
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