連載 病院勤務者のためのDPCデータ解析入門・2
厚生労働省公開データの分析(1)データ構造の理解
村松 圭司
1
1産業医科大学公衆衛生学教室
pp.378-383
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210102
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今回から3回にわたって,厚生労働省が公開している「DPC導入の影響評価に関する調査(参考資料)」(以下,公開データ)の活用方法について連載する.公開データはDPC調査に参加している医療機関に関するデータが実名で公表されており,さまざまな分析に用いることができる貴重な資料である.例えば,救急車で搬送された入院患者数や診断群分類別の平均在院日数を比較することで自院の診療実態を明らかにしたり,二次医療圏ごとの医療機関データを集計することでその地域の医療供給体制と医療需要などのバランスを見ることが可能となる.
今回は厚生労働省のウェブサイトから公開データを入手し,どのようなデータがあるかについて整理する.
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