特集 国民健康保険制度の組織改革が病院に何をもたらすか
AoLaniプロジェクトについて—地域医療連携に向けた亀田総合病院の取り組み
中後 淳
1
1医療法人鉄蕉会
pp.204-208
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210059
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●少子高齢過疎化の進む千葉県南房総に位置する亀田総合病院が,地域存続の危機感から取り組む事業の一つが「AoLani(アオラニ)プロジェクト」である.
●AoLaniプロジェクトは,異なる医療機関においても情報システムを使い,1個人1カルテによる情報共有で,医療・健康情報を中心とした住民情報を集約・活用し,限られた医療資源の有効活用と,地域医療の底上げを実現するためのインフラ整備を目指している.
●AoLaniプロジェクトのコンセプトは「今後20年使える地域医療の情報連携プラットフォーム」であり,それを実現するためのキーワードは,「クラウド化」「同じアプリケーションによる連携」「インフラとソフトの同時提供」である.
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