特集 自治体病院改革は成功するのか
[事例]自治体病院の経営改革
指定管理者制度—阪南市民病院再生の考え,運営,結果
藤本 尚
1
1社会医療法人生長会 阪南市民病院
pp.661-665
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209922
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●事前の準備段階で,地域が期待する医療と経営改革のステップをどれだけ行程表に落とし込めるかが自治体病院改革成功のカギとなる.
●再生期間中の赤字を最小限にとどめるためには,猛烈なスピードで改革を進めること,各職種の最適な比率を考慮しながら投入のタイミングを見計らうことが肝要である.
●指定管理者制度では,公から民へ全く別の経営主体に変わるため,地域ニーズと自院の役割を客観的にゼロベースで考えることができる.また,人的資源や財務面における民間のスケールメリット活用や,公・民両方の優位性の恩恵を享受する可能性を秘めている.
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