ケーススタディ・人の管理
1年の間に22名中6名の看護婦が出産
pp.330-331
発行日 1984年4月1日
Published Date 1984/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208285
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〔事例〕
当院は入院80床,外来一日平均患者数約300人.基準看護は未採用,基準給食,基準寝具のみ採用.内科,外科比率,当時5:3の規模の病院である.
4年ほど前に増改築を完了して病院が少し大きくなったということもあって看護婦の補充を行った.その時,面接の段階で手落ちがあり,出産の確認を怠った(「健康状態に異常がありませんね,X線写真をとりますが良いですね」という発言はあり,そのいずれにも,肯首されてはいるが……).そのために採用したばかりの24歳,27歳の高看両名とも,その後6か月以内に出産・産休という状態になったのを含め,55年6月より56年6月までの間に,在籍看護婦22名中,正看・准看とも各3名の出産予定申告を受け,人事担当としで愕然とした.
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