グラフ
老齢化社会への対応を急ぐ—浜松市・聖隷三方原病院
pp.462-467
発行日 1981年6月1日
Published Date 1981/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207478
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わが国の医療と福祉の分野で,常に先駆的な役割を担ってきた聖隷福祉事業団(理事長長谷川力氏)も昨年ちょうど創立50周年を迎えた.この事業団の発祥の地にあって,その基幹的な役割を果たしてきたのが,聖隷三方原病院(622床)である.浜松市の北西部に位置し,緑豊かな自然に恵まれた環境にある.更にこの病院を中心とする周辺の50,000坪という広大な敷地内には特別養護老人ホーム,軽費老人ホーム,高齢者世話ホーム,重度心身障害児(者)施設,重度精薄児施設,保育園,ベトナム難民援護施設,看護短大,高校,教会などが散在し,医療と福祉,教育,宗教が一体となったコミュニティゾーンを形成している.
聖隷三方原病院は昨年事業団創立50周年記念事業の一環として地上5階地下1階の新館増築工事を完成,主に癌,脳血管障害の診断治療に必要な機器を完備,名実ともに浜松市北西部から長野県境までの診療圏を擁する地域中核病院としての陣容を整えた.
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