特集 飛躍への条件
事例・飛躍への条件
事例・10
経営と高度医療への積極的取り組み
甲斐 太郎
1
1社会保険広島市民病院
pp.941-943
発行日 1980年11月1日
Published Date 1980/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207295
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原爆の惨禍の跡もなお生々しい広島の都心に,この病院が開院してから28年の歳月が流れた.昭和27年8月,厚生省は,社会保険の普及と被爆者治療の目的をもって,この病院を建設し,その運営を広島市に委託した.
当時の病床数は89床,職員数は59名の小病院であった.その後整備を重ねて,現在,許可病床数730床,職員定数826名,委託業務その他116名の総合病院に成長することができ,かつこの間,昭和49年度を除いては,健全経営に終始することができたことは,初代院長として,誠に幸運であったと申すほかはない.
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