特集 設備保全
ホスピタル・エンジニアの養成
落合 勝一郎
1
1聖路加国際病院事務部
pp.38-42
発行日 1973年6月1日
Published Date 1973/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205014
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技術革新に対するニードは高まる一方だが……
近年,病院設備,機器,機械,その他薬品,医療用材料など,医療に関連する技術の革新が盛んであり,また大型産業の医療へのアプローチもひんぱんである.加えて,彼らの旺盛なセールス・プロモーションは,院内にそれらのニードを喚起する.病院自らのニードもふくめて病院に導入される設備,機器,機械,各種システムなどは,最近著しく増大していく傾向が強まってきた.また,それらは大型化・精密化・専門化・システム化する様相を濃厚にしているし,さらに予算の枠のなかに占めるそれらの購買額も,馬鹿にならない巨大なパーセントを占有するようになった.
ところが,その反面,情報化時代といわれる今日としては,めずらしいことであるが,これら病院の新しい戦力であるべき設備・機器類の保守,整備,改善,更新,増設など,施設全般の管理運営についての情報は,およそ不足している現状だ.
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