管理者訪問・56
—肢体不自由児施設・小児綜合療育病院・宮城県整肢拓桃園長—高橋 孝文先生
車田 松三郎
1
1東北大学
pp.69
発行日 1972年11月1日
Published Date 1972/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204832
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宮城県整肢拓桃園は仙台市の南西約20kmに位置した温泉郷秋保町にある.肢体不自由児施設として温泉を治療・訓練に利用できる数少ない施設のひとつである.
先生は昭和22年東北大学医学部をご卒業,整形外科学を専攻され,24年同大学助手,28年講師に昇任された.同年12月福島医科大学助教授として赴任.31年5月当園二代目の園長に迎えられ,現在に至っている.一般病院の院長とは異なり,施設の園長は,病院の機能を十分に発揮できるように管理すると共に,学童に教育の場を提供し,義務教育機関の役割を十分に果たすことができるよう意を配らなければならないこともあって,なかなか複雑で管理しにくい面がある.これをうまくとりまとめてリードしてこられたのは,やはりもって生まれた人徳によるところが大きいように思われる.
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