特集 中央検査部
検査部人員と作業量の問題
林 康之
1
1順天堂大学・臨床病理学
pp.37-42
発行日 1968年4月1日
Published Date 1968/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203323
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はじめに
病院中央検査部(中検)の作業量は一般に月間検査総件数と総稼動金額で示されている。これに対する中検構成人員数の適否を考察するのが求められた表題であると考えられる。ところが,中検の組織構成そのものが病院の性格によって非常に異なる現状にあり,いまだ明らかな作業量の規準は示されていない。もともと中検業務は患者サービスとしての臨床検査を病院内でまとめ,組織化による能率向上を狙ったものであり,患者の質および量にある程度比例した作業量があるべきものである。
しかし,現状は必らずしも病床数や患者数に比例した作業量をもつ中検ばかりではない。
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