特集 人件費対策
人件費累増の趨勢と新設病院における人事管理問題
大門 繁雄
1
1名城病院
pp.41-42
発行日 1964年12月1日
Published Date 1964/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202475
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病院経営上,人件費と材料費が総経費の75%以上を占める現在において,これらの運営がいかに重要であるかは,すでに学会その他で検討ずみでありますが,材料費は患者の負担となり,これに基因する赤字は少ないようであるが,総経費の45%程度に達する人件費については,将来の病院経営を左右する問題であり,とくに独立採算制下における病院にあっては,終身雇用制に類する組織である関係上,初度の人事問題は,将来の基礎となる固定的生産支出であるから,慎重に検討のうえ,実状にそい,しかもそれぞれの職場に貢献する度合に応じた人選と格付が必要であります。
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