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あとがき
吉田 幸雄
pp.94
発行日 1962年12月1日
Published Date 1962/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202028
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いよいよ本年も残り少くなってしまいました。この一年間をふり返って見ると,矢張り例年のごとく苦労の連続で,本当に患者さんの皆さんに心ゆくお世話ができたようにも思われず,職員に対しても無理をしいて来ねばならなかったようです。病院は,患者さんへの無限のサービスをしなければならない本質的な宿命があるからでもあるが,もう少し病院管理者の努力の甲斐のある条件が与えられてしかるべきでしょう。
毎年暮となるとこのようなグチが出るのでなさけなくなります。しかし明年に希望を持ちましょう。われわれの努力は十分以上であったのですから…。それはそれとして使命をはたした満足感を持ち,新たな年への決意を固あましょう。
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