--------------------
病院歯科と他科との関係について—院内照会用紙の内容から
小野 進一郎
1
,
加藤 陽右
1
1京都府立医科大学附属病院歯科部
pp.719-721
発行日 1960年10月1日
Published Date 1960/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201713
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.緒言
病院歯科に勤務する者は病院の根本目的である科学的且適正な広汎な治療を行う事の一環として他科の疾患に対して或程度の知識を有し,診療上歯科専門の分野に於て連繋を保ち協力せねばならない。
今回私共はその連繋の具体案を立てる参考に本院の各科より歯科に送られて来た照会用紙の昭和33年10月1日より本年3月末日迄1年6カ月間358枚の内容に就て分類集計し,検討を行つた。尤も本院では他科への照会は必ずしもこの用紙に依らなければならないのでなく口頭に依るものも若干あるので照会患者全部にこの用紙が使われていないが,他科との関係を端的に示すものと考え取上げた次第である。
Copyright © 1960, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.