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社会保險診療報酬以外に患者の負担となる諸経費の標準についての研究
大門 繁雄
1
1非現業共済組合連合会大津橋病院
pp.615-617
発行日 1958年7月1日
Published Date 1958/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201392
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病院の経営は,組織,機構,地域,規模の大小等により,一律に実施困難な事は屡々論議せられ,その標準を求めて,夫々の立場から標準に近い経営が理想であり,その収支範囲や,人件費,材料費,諸経費の標準等については学会其他で研究発表があり,又社会保険診療報酬は点数で規定せられ,患者の負担が判然として居るが,この診療報酬以外に患者の負担となつて居る,入院料の差額,光熱給水費,往診車代,下足預り料金其他については一定の標準のないまま,個々の決定により実施されて居るようなので,附近の病院その他の例を詳細に研究して,自己病院に応じたものを決定したいと努力中の処,一地方の現況に過ぎないのであるが,愛知県病院協会で調査された,県下,官,公,私立病院,100病院における現況を把握する資料を得たので,この資料を参考に,当院でも検討の上当院に応じたものを決定し,実施中であるが,該資料が従来余りにも表面に出なかつた事項なので,興味ある問題と存じ,次に掲載してお批判願い度いと存じます。
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