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醫療社會事業技術論(Ⅱ)
松尾 友重
1
1大阪社會事業短期大學
pp.35-42
発行日 1952年8月1日
Published Date 1952/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200521
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次に今少し面接の條件について考えてみよう。面接室(Interviewing Room)
面接室にういては先にも少し觸れておいたが何よりも大切なことは他から隔離されているということである。この場合は心理的な安定感に重點があるのである。從つて嚴密に言えばClientの視覺聽覺に對する刺戟に關しても配慮してあることが望ましい。この事から周圍が壁であること及び心理的に落着く色彩であること或いは花のあること等色彩,音響,裝飾,繪畫,等を適當に組合せることにより效果を,上げることが出來る。色彩はグリーン系統がよく,比較的暗色よりも淡色がよい。壁で仕切りのない場合はカーテンでもよい。ただし餘りゆれないように固定しなければならない。同時に他の室の理學的條件,例えば採光,通風,温度,濕度等室内の環境調整も必要なことである。このようなことは四季を通じて適當に調整することを要する。
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