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米陸軍病院に於けるインターンレポート
神崎 寬
1,2
1慶應義塾大學醫學部
2Tokyo Army Hospital
pp.97-98
発行日 1952年6月1日
Published Date 1952/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200501
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1.採用されるまでの經過
私は昨年中目黑の國立第二病院でインターンをしており,特に外科にいる時は毎日のように輸血,靜注,検査等に忙しく働いていた。昨年12月中旬に各實地修練病院に厚生省から通達があり,全國各地の陸軍病院でインターンを採用することになつたから志願者は申込む樣にと云われ,一應申込書に希望を書いておいた。12月18日に目黑の國立公衆衞生院で簡單な英會語竝びに筆記試驗があり詮衡が行われた。28日に厚生省から31日に病院で面接との通知があり,29日に病院から自動車で直接通知状を手渡された。このTokyo Army Hospitalに於ける面接に殘つた人は5人であつた。面接では「今迄何處の病院でインターンをしたか?」「何科と何科とがすんだか?」「ここまで何で通うか?」「何分位か?」等の簡單な質問ばかりであつた。
1月8日に採用決定の通知が厚生省からあつたが,色々と殘務整理もあり1月11日から當院に來る事になつた。當病院は内科1名,外科1名採用され,私は内科を3月やる事になつたのである。
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