特集 病院のBCP
病院における事業継続計画(BCP)策定のポイント―東日本大震災を踏まえて
柴田 慎士
1
1東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 ビジネスリスク事業部
キーワード:
病院
,
事業継続計画(BCP)
,
リスクマネジメント
,
防災
,
地震
Keyword:
病院
,
事業継続計画(BCP)
,
リスクマネジメント
,
防災
,
地震
pp.960-963
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102410
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わが国の災害医療体制は阪神・淡路大震災以降,関係者の継続的・献身的な努力によって,格段の進歩を遂げてきた.災害拠点病院,DMAT(Disaster Medical Assistance Team,災害派遣医療チーム),広域災害・救急医療情報システムなどの制度・システムが整備され,自然災害が発生するたびに改善がなされてきた.
しかしながら,東日本大震災では多くの企業が業務の中断を余儀なくされ,病院も例外ではなかった.地震・津波による施設・設備への被害や,ライフラインの途絶等によって,やむなく医療サービスを中断せざるを得ない病院も多数あった.
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