連載 病院管理フォーラム 病院とSNS(前編)
SNS導入までの流れ
扇子 雅弘
1
1松江赤十字病院
pp.580-581
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102314
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松江赤十字病院は,島根県松江市にある地域医療支援病院・地域がん診療連携拠点病院である.2010年3月に新入院棟,2012年6月には新外来棟をオープンさせた.職員数約1100人,診療科26科,病床数645床,救命救急センターを有するなど急性期医療に力を入れており,「高度」・「良質」・「公正」な医療の提供を理念に掲げ,地域の中核医療機関としての役割を担っている.
当院ではここ数年,インターネットを利用した広報活動に力を入れており,2010年9月にブログ(図1)を,2011年7月にはFacebookとTwitter(図2,3)を病院公式のソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下,SNS)として導入している.SNSとはインターネットを使い双方向に交流することができるコミュニティ型Webサイトの総称で,ブログも広義的にはSNSに含まれる.最大の特徴は不特定多数の登録者への情報発信と情報交換であり,代表格のFacebook,Twitterはともに国内利用者が約1000万人を超えていると言われ,一般企業でもビジネスへの活用が積極的に進められている.
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