特集 在宅療養と病院
在宅療養支援病院の方向性
梶原 優
1,2,3
1医療法人弘仁会
2日本病院会
3四病協・在宅療養支援病院に関する委員会
キーワード:
医療の機能分化
,
施設から在宅へ
,
在宅療養支援病院の指針と要件
,
在宅医療連絡協議会
Keyword:
医療の機能分化
,
施設から在宅へ
,
在宅療養支援病院の指針と要件
,
在宅医療連絡協議会
pp.200-203
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102221
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■医療機能分化と施設から在宅へ
わが国は世界が未だ経験したことのない超高齢化社会に突入し,社会保障問題の解決に,どのように取り組むのか世界が注目している.医療においては数次の医療法改正により,劇的な変革を遂げようとしている.機能分化と連携の名の下に,急性期医療において平均在院日数は2週間余りにまで短縮されている.
しかし,特に高齢者にとっては,急性期医療のみでは在宅に復帰できる患者は限られている.なぜなら,急性疾病後後遺症,機能低下,さらに他の複数の慢性疾病を,長年持病として抱えている高齢者が多数存在するからである.
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