特集 社会保障改革と病院の将来
医療・介護サービスの改革の展望と費用シミュレーション
香取 照幸
1,2,3
1厚生労働省
2内閣官房
3前・社会保障国民会議事務局
キーワード:
社会保障の機能強化
,
病院機能の効率化と高度化
,
医療機関のネットワーク化
,
介護・福祉の一体的提供(地域包括ケア)の実現
,
安定財源の確保
Keyword:
社会保障の機能強化
,
病院機能の効率化と高度化
,
医療機関のネットワーク化
,
介護・福祉の一体的提供(地域包括ケア)の実現
,
安定財源の確保
pp.546-551
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101483
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昨年(2008年)11月にとりまとめられた社会保障国民会議報告は,今後の社会保障政策の基本方向として,これまでの「制度の持続可能性の維持」から「国民の安心確保のために必要なサービスの確保=社会保障の機能強化」への転換を提示し,所得保障・サービス保障・少子化対策など社会保障の主要分野における機能強化のための具体的改革の方向性とそのための安定財源の確保の必要性について,具体的な提起を行った(図1).
以下本稿では,社会保障国民会議報告に沿って,医療介護サービス改革の今後の方向性について概説するが,紙幅の関係もあり詳細な解説を行うことができない.是非,会議報告(特に中間報告及びサービス保障分科会中間とりまとめ)そのものに直接お目を通されることをお勧めするものである注).
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