特集 変貌するか医療法人
特別医療法人・特定医療法人の選択
石井 孝宜
pp.826-831
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100695
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本年3月26日に公表された「これからの医業経営の在り方に関する検討会」最終報告書(副題:国民に信頼される,医療提供体制の担い手として効率的で透明な医業経営の確立に向けて)は,今後の民間医業経営,特に病院を開設する医療法人の医業経営の在り方に関して大きな制度変革の方向性を提示したものといえる.
病院経営への株式会社参入論が様々な形で議論されている現在,将来にわたって医療法人が医療提供体制の有力な担い手として機能するための一つの提案が当該報告書であるとも考えられる.以下では,特に公益性が高いといわれている特別・特定医療法人制度と最終報告書の関連,並びにその後の制度改正について整理するとともに私見を述べさせていただく.
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