特集 在宅医療を支える地域連携システムとは
在宅酸素療法における事業者の役割―チーム医療の一員として
古田 拓
1
1帝人在宅医療株式会社
pp.828-832
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100394
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
現在,わが国では第 5 次医療法改正の中で,地域医療計画の見直しにより入院医療から在宅医療への強力なシフトがなされ,在宅医療の位置づけがよりクローズアップされている.そして,それを支えるチーム医療の重要性が叫ばれている中で,民間事業者もその一員として在宅医療をどうサポートするかが問われている.
わが国の在宅医療は,1984 年の在宅自己腹膜灌流療法,85 年の在宅酸素療法の指導管理料新設を契機に拡大してきた.中でも在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy;以下 HOT) は,わが国の在宅医療で最も普及した分野として位置づけられている.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.