特集 脳性まひのリハビリテーション
Ⅱ 脳性まひのとらえ方
扉
pp.483
発行日 1972年12月9日
Published Date 1972/12/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104298
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超早期療育の思想は必然的にできるだけ早期に正しい診断をつけることを要求する(諸岡論文),それはまた脳性まひ児のもつさまざまな障害のあり方を早期から深く正しく理解することでもある.そのためには脳の病理学的変化の知識(高屋論文)と脳性まひの運動障害の基本的知識(鈴木・浅田論文)とをふまえ,言語発達(田口論文),てんかん(丸山論文),視覚障害(丸尾論文)など多面的に脳性まひ児とはどういう存在かを知ろうとすることが必要である.それらに加え,人間としての脳性まひ児を知るためには,その心理(高瀬論文)と最近注目されはじめた知覚・認知の側面(鎌倉論文)をとらえることが不可欠である.
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