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編集後記
福屋 靖子
pp.661
発行日 1978年9月15日
Published Date 1978/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101764
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今月号の特集の,蓮村氏による論文で,全職員のリハビリテーションに対する認識を高めることの重要性,専門職種間の役割分担及び,相互連絡の工夫,そのための研修の徹底等,正に,リハビリテーション施設で我々がまだ果せないでいる課題の実践が紹介されているが,老人福祉行政上の大きな矛盾と問題を抱えた十年間の経験から着々と問題を解決してきた結果,107名中寝たきりは5名,褥創患者は1,2名のみというすばらしい実績をあげておられ,心から敬服している.
特養にPT・OTが関わる場合に,常勤か非常勤かでその役割に差が出てくる.香川氏は,ほとんどが非常勤としての関わり方である現状における問題点を提示しているが,施設側の蓮村論文,PT側の香川論文の双方を参考にして,非常勤のアプローチの再検討が必要な時期ではないだろうか?
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