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編集後記
福屋 靖子
pp.587
発行日 1978年8月15日
Published Date 1978/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101742
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ちよっと油断している間にできてしまった拘縮を前にして,この拘縮予防の方法のために自分は果してPTとして全力を注いだだろうか?と自問して見て,冷汗をかくような思いをした経験のないPTは少ないのではないだろうか?また,何んとかしてこの動きをもう少し実用性のあるものにしたいと願う気持も痛い程わかる.今村氏によるとびらを読んで,今の日本のPTのあり方をあらためて考えて見ようではないか?我々は理学療法をすばらしいものにしようとあせり過ぎてはいないだろうか?砂上の楼閣にならないように,まず第一に土台作り,すなわち,すべてのPTが今実際に役立つことを確実に実施することが,何よりも重要なことであると思う.
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