Japanese
English
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陰茎持続勃起症の5例
FIVE CASES OF PRIAPISM
入沢 俊氏
1
,
白井 将文
1
,
松下 鈆三郎
1
,
加賀山 学
1
,
一条 貞敏
1
Shunshi IRISAWA
1
,
Masafumi SHIRAI
1
,
Shozaburo MATSUSHITA
1
,
Manabu KAGAYAMA
1
,
Sadatoshi ICHIJO
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.1039-1043
発行日 1966年9月1日
Published Date 1966/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204475
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I.緒 言
陰茎持続勃起症は比較的稀な疾患とされていたが,最近ではその報告例も数多くなり決して珍しい疾患ではないようである。しかしながら臨床的に本症はその発生原因が一定ではなく,発生機転について定説がない現状であり,ましてや治療法は種々雑多で満足すべき有効な治療法がなく,治療後も長期に亘り性障害を残すなど,解決されなければならない多くの間題が含まれている。
最近私達は本症の5例を経験し,これら症例中3例に対し陰茎海綿体切開術並びに洗滌法により著効を認め,その内1例は性交可能なまでに回復せしめ得たので多少の文献的考察を加えてこれら症例について報告する。
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