Japanese
English
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小児尿道狭窄症に試みた膀胱直腸瘻形成術
A CASE OF VESICORECTOSTOMY
中嶋 昭
1
,
藤井 照弘
1
,
小久保 一也
2
Akira NAKAJIMA
1
,
Teruhiro FUJII
1
,
Kazuya KOKUBO
2
1日本医科大学泌尿器科教室
2富士宮市立病院皮膚泌尿器科
1Department of Urology, Nihon Medical College
2Department of Dermatology & Urology, Fujinomiya Shiritu Hospital
pp.27-30
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204265
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I.緒 言
膀胱頸部よりの遠位の各種疾患による尿通過障害に対して膀胱を利用した方法の一つにBarnes(1953),Lapides(1958)が発表した,bladder flap cystostomyがあり,本邦では下江(1961)がこれを追試し,満足すべき方法であると報告しているが,括約筋装置を有しないために尿失禁及び一定量の尿保持のためには後述の諸因子を考慮することが必要であり,最近のFelton(1960),Krahn(1964)の追試では必ずしも満足すべき方法とは云えないとの報告もある。
この点VesicorectostomyはMoore(1954)により始めて試みられ,1957年Robbins等が追試報告し,本邦では赤坂の報告がある。
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