Japanese
English
--------------------
尿道憩室の5症例
THE 5 CASES OF URETHRAL DIVERTICULUM
千葉 隆一
1
,
加藤 正和
1
,
加藤 輝彦
1
Riuichi CHIBA
1
,
Masakazu KATO
1
,
Teruhiko KATO
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Urological Clinic, Tohoku University, School of Medicine
pp.183-187
発行日 1965年2月1日
Published Date 1965/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204015
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はしがき
尿路奇形は他の諸臓器の奇形に比してその発生頻度は高く,全泌尿器科患者の1.5%を占めていると云われ,かつ臨床的にも重要なものが多い。そのうち尿道憩室は特定な症状を訴えず,無症状に経過するか,又は反覆する慢性尿道膀胱炎様症状を呈するので,そのまま慢然と治療されるか,又は他の泌尿器科的疾患の検査の場合偶然に発見されることがある。私達は過去4年間に,尿道憩室5例(男子3例,女子2例)を経験しているので報告し,伴せて文献的考察を行なうと共に,その診断技術の最近の進歩について述べたい。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.