Japanese
English
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色素失調症について
ON INCONTINENTIA PIGMENTI
森脇 宏
1
,
伊藤 武彦
1
Hiroshi MORIWAKI
1
,
Takehiko ITO
1
1神戸医科大学皮膚科泌尿器科教室
1Dept. of Dermat & Urol., Kobe Medical College
pp.405-412
発行日 1960年5月1日
Published Date 1960/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202813
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I.緒言
Incontinentia pigmentiは1926年Bloch-Sulz-bergerによつて初めて報告されて以来,内外学者の注目をひき,報告例も漸次増加して,欧米では1951年Carneyが37例を集録し,1955年Philpottは60乃至70例を推すると記載している。本邦においても1938年北村(包)の第1例に始まり数10例をかぞえ,臨床像ならびに発生病理につき活濃な検討が加えられ,漸く全貌が明らかとなるに至った。
今回,我々は本症の2例を経験し,2,3興味ある知見を得たので報告すると共に,本邦文献を集録し簡単な統計的観察を行いたいと思う。
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