Japanese
English
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尋常性白斑における局所皮内注射療法効果の検討
STUDIES ON THERAPEUTICAL EFFECTS OF LOCAL INJECTION IN VITILIGO VULGARIS.
久保 泰徳
1
,
吉田 菊子
1
,
大萱 紀
1
Yasunori KUBO
1
,
Kikuko YOSHIDA
1
,
Osamu ŌKAYA
1
1京都府立医科大学皮膚科泌尿器科教室
1Department of Dermatology and Urology, Kyoto Prefectural Medical college.
pp.1384-1389
発行日 1959年12月1日
Published Date 1959/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202719
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尋常性白斑の治療は皮膚科に於ける難問題の一つである。今日,局所皮内注射剤としてはアトニン,ミラチロシン,TTG等が用いられ,又全身剤としてはTTG,Ammi majus製剤たるオキシソラレン,メラデイニン等が用いられているが,加納氏も指摘している如く,全身的療法にはそれ程大きな期待はかけられない。従つて専ら局所療法の行われているのが現状であるが,我々は今回局所治療剤としてアトニン,ミラチロンン,TTGの3種を68例の尋常性白斑に使用し,夫々の効果を臨床的に比較検討したのでその成績について述べようと思う。
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