Japanese
English
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珊瑚樹状腎結石の3例及びその統計的観察
THREE CASES AND STATISTICAL OBSERVATION OF STAGHORN CALCULUS OF KIDNEY
蔡 煒皨
1
,
浅井 明
1
I. SAI
1
,
A. ASAI
1
1慶応義塾大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Department of Urology,Keio University School
pp.442-446
発行日 1959年5月1日
Published Date 1959/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202544
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I.緒言
一般に腎結石と称されるものの中でもその結石の存在位置に依つて腎盂結石,腎杯結石,腎実質結石の3種に分類され,その中最も多いのは腎盂結石であつて,多くは1個である。其の形状は普通球状又は楕円形であるが,次第に増大して腎盂腔を満し,更に腎杯に向つて成長し之を埋めたものをLeroy d'Etionellesは珊瑚樹状結石(Koral-lenstein)と称した。
本邦に於ては腎結石に就ての文献は多々あるが特に珊瑚樹状結石としての総合的観察は少く,昭和12年に三井,次いで昭和16年に小嶋が詳細報告しているに過ぎない。
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