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内外文献抄録
pp.249-253
発行日 1956年4月1日
Published Date 1956/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201666
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皮膚科
外国文献
種々の炎症性皮膚疾患における9-α-fluorohydroco-rtison acetateの効果 E.T.Wright et al.—Arch,of Dermat,72:69,1955.
種々の皮膚疾患64例に使用し,59例に有効であつた。特に8例のアトピー性皮膚炎では成人量として1日9mgを経口的に使用し全例に有効であつた。4mgでは副作用は少ないが,9mgでは血清中のKの減少,Naの増量,血圧および体重の増加があつた。然し経口的ではハイドロコートンより有効でもない。局所使用はハイドロコートンと大体同じで,0.1%で有効である。副作用として中止しなければならぬような刺戟作用はない。Neo-mycinとGramicidinと本剤の合併療法は本剤のみの使用より有効と思われる。
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