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妊娠により「イレウス」症状を起し,剔出により再妊娠経過良好となりたる非融合性交叉性腎変位の一例
矢野 登
1
,
森 幸夫
1
,
小川 一雄
1
,
大柳 裕
1
1三重県立大学医学部皮泌科
pp.950-952
発行日 1955年11月1日
Published Date 1955/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201532
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1)妊娠によつて「イレウス」症状を起した23歳の初産婦の非融合性一側性交叉性腎変位を報告する。本例は本邦第7例目の非融合型に属する。
2)変位腎剔出によつて次回の妊娠の経過は良好となり,神経痛様疼痛並に高度の便秘等の自覚症状は消失した。
3)更年期前の女子の交叉性変位腎の取扱に就て考察した。
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