--------------------
進行性顏面半側萎縮症の1例
内宮 礼一郞
1
1鹿児島県立大学医学部皮膚泌康器科教室
pp.549-550
発行日 1955年7月1日
Published Date 1955/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201468
- 有料閲覧
- 文献概要
はしがき
進行性顏面半側萎縮症について最初の報告をしたのはParry (1825)で,次いでBergron (1837)が本症の1例を報告した。1846年Rombergは本症の詳細な研究の結果,栄養神経性疾患であることを提唱した。それ故本症は1名をRomberg氏病と呼ばれている。現今にいたるまで欧米においてはかなり多数の報告があるが本邦では30余例を算えるにすぎない。以下最近経験した本症の1例を報告するが外傷(打撲)が原因ではないかと思われる点が興味がある。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.