--------------------
内外文献抄録
pp.555-559
発行日 1954年9月1日
Published Date 1954/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201274
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
皮膚科
外国文献
Hydrocortisoneによるうるし皮膚炎の治療 I.B.Eskind et al.—Arch.Dermat.& Syph.69:410,1954.
種々の程度のうるし皮膚炎92例,うち77例には,0.2%のLotion,1.0%および2.5%のointmentおよび2.5%creamベースのHydrocortisoneを使用,残り15例には対照として姑息的な治療を行つて,その効果を比較しているが,それによると姑息療法の無効例が60%であるのに対し,Hydrocortisone使用例では61〜83%を算し,本症の治療にHydrocortisoneは有用でないことを示した。但し所属淋巴腺の腫脹と周囲に拡大した非水疱性皮疹には卓効を奏したので,本剤はかゝる症例にのみ局処使用の適応となる。
Copyright © 1954, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.