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血性精液を伴える副睾丸内精子侵襲兼炎症性肉芽腫の1例
大森 周三郎
1
,
齋藤 英一
1
1横濱警友病院皮膚泌尿器科,慶大
pp.116-120
発行日 1952年3月1日
Published Date 1952/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200687
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副睾丸結核と臨床的に鑑別が困難である故に重要である一疾患としてSperminvasionに依る炎症性肉芽腫が最近注目されて來た。本症は1924年Orsósが副睾丸内のSperminvasionの第1例を報告しているのが最初である.本邦に於ては本症に關する詳細な報告は未だ無い樣である。
余等は最近本症に全く一致し,然も血性精液を伴える極めて興味ある1例を經驗したので此處に報告し,併せて本症の文献的並びに臨床的考察を加えて見たいと思う。
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